ニュートラルって何!?
ピラティスをしていると、インストラクターさんたちがとにかく連呼するのが
「骨盤のニュートラル」
neutral: not supporting or helping either side in a disagreement, competition, etc.
要するに骨盤の位置が傾かないように真っ直ぐにすると言う意味です。
ニュートラルが真ん中なら、前に傾くと前傾、後ろに反ると後傾。
今回のレッスンテーマは「ニュートラルを探すBasic」基礎なんだろう、くらいの気持ちで受けてみました。
そもそも何で意識しないといけないのか?ピラティスレッスンの冠にするほど重要なのか?
普段の生活では意識したことがないから出来ているかどうかも分からない。
疑問しかない中で考えてもしょうがないので、今回もインストラクターさんのキューイングでなすがままになってみました。
ニュートラル、つまり骨盤はじめ背骨を中心とした身体を左右、上下、前後に傾けないでおくことって簡単なようで出来てる気になってるようですごく難しい。
骨盤付近の背骨には、かつて「腰椎椎間板ヘルニア」という爆弾を抱えていて、手術するまで深刻でした。
それが最近痛みを感じにくくなった理由の1つは
パンプスを履いて長時間立ったり歩いたりする機会がグッと減ったこと。
しかし具体的に何がどうなっていたから腰に負担がかかっていたのかまでは考えたこともなかったですが、この日のレッスン「ニュートラル探し」で少し明らかになってきました。
パンプスを履くと体の重心がつま先方向に集まるのでバランス取るために踵にも力を入れて重さを分散させます。そこまでは良いのですがそれに合わせて骨盤もしっかり立ち上げてニュートラル状態にしてから背骨や頭といういちばん重たい子を乗っけるようにしないとダメだったらんですね。
傾いた骨盤の上に重いものを乗せるということは、基礎がグラグラのところにタワーマンションを建てるようなもの。
壊れるに決まってます。
壊れないにしても、傾いた骨盤に頭や背骨の重さが加わり、支えきれなくなって飛び出した椎間板の髄核が背骨に走る神経を圧迫するから痛むけです。
骨盤をニュートラルにしておけば、あんなに酷い腰痛に苦しむことはなかったかもしれない。
この日はとにかく、ニュートラルとは何か?
考えながら感じながら、骨盤どっち向いてるだろう?前傾?ニュートラル?後傾
気持ちよく55分間身体を動かしました。