成田悠輔の本を読んでみた!
今日は初の試み、ずっとやりたかった試み ブックレビューをさせていただきます。
22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書)という衝撃的なタイトルに惹かれ、
時代の寵児、成田悠輔氏の書籍を一度読んでみたいと思い、ついに手にとって、ではなくスマホに落としてみました。
Amazonで買えます👇
22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書)
デジタル化に大きく遅れをとっているアラフィフの私ですが、この本は電子書籍 kindle で読んでいます。
◆ざっくりいうと・・・◆
太古の昔にできた思想である民主主義と資本主義のちゃんぽんを時代の変化に関係なく
ゴリ押ししてきた国々は このままいくと(すでにある部分では)衰退の一途を辿っている。
高齢化社会を迎えるにあたり、このままでは相当ヤバいですよと警鐘を鳴らしています。
◆アラフィフ主婦の私がスイスイ読めた点◆
1 著者は政治が専門ではないので用語がわかりやすい
2 通説や憶測に頼らず歴史的事実やエビデンス、時には椎名林檎や立川談志の言葉を引用し、 わかりやすく親しみやすく例示してくれる
3 言葉が適度に砕けていて普段小難しい話が苦手な私にも理解できる
4 「闘争」がだめなら「逃走」という選択肢も肯定してくれるゆとり感
5 最終章の「構想」では「民主主義の再生を図りたい」と掲げ、アルゴリズムを資本主義テコ入れに活用するという独自のソリューションを展開
◆感想◆
クールでインテリジェンスな方と思ってたのに、意外と熱い💕惚れてしまいそうです。
表題からは想像できなかったけど、 選挙制度のあり方に関してかなりのページを割いているところも好感持てました。
そして、明るくなるとは思えない未来を憂いて何とか打開策はないかと、
独自の(専門分野の?)経済論、データ解析などをもとにシミュレーションしてくれているところは
どう結論づけるのかかとわくわく読み解けました。
だいぶ極端な未来思考な改革を実現するのは難しいにしろ、
手詰まり感満載の世の中に辟易した若い世代の方が読んだら、
もうちょっと生きやすい世の中が作れるのかもしれない? 逃げちゃうのもあり?
という希望を見出してくれたらいいなと思います。
私のような人生折り返しを迎えた世代はきっとこれを読んで、
変わらなければならない時代と闘うにはすでに体力気力がついていけそうもなくて、、
すでにいろんなしがらみがあって逃走するのも難しく、
いかにして上手に避けるられるか?残りの人生をいかに苦労少なく生きようか?を考え始めてしまうかも(苦笑)
この本を読めばそれも一つの選択肢ですと堂々と胸張って言えそうです。
◆ブックデータ◆
読んだ日 : 2022年9月
所要時間 : 6時間くらい
著書名 : 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる
出版社 : SB出版
著者名 : 成田悠輔
項数 : 210項
出版日 : 2022年7月5日
定価 : 990円